ざ ん げ  個人のざんげに用い、場合に応じた用い方をしてよい。  礼拝式で用いるときは、礼拝式文2〜5に代えてよい。  教会の秩序により、個人のざんげを牧師以外の者が行なってはならない。  1 み名による祝福  牧)父と子と聖霊のみ名によって。      会)アーメン  2 詩篇唱 牧師はざんげしようとする者と共に言う。  主よ、わたしの唇を開いてください。この口はあなたの讃美を歌います。  もしいけにえがあなたに喜ばれ、焼き尽くす献げ物がみ旨にかなうのなら  わたしはそれをささげます。  しかし、神の求めるいけにえは打ち砕かれた霊。  打ち砕かれ悔いる心を、神よ、あなたは侮られません。  御慈しみをもって、わたしを憐れんでください。  深い御憐れみをもって背きの罪をぬぐってください。  わたしの咎をことごとく洗い、罪から清めてください。  3 ざんげ  牧)あなたは主に告白しようとして来ました。あなたの心を悩ませている罪を自由に告白してください。      会)私は自分が神のみ前に多くの罪を犯していることを告白します。  会衆は黙祷のうちに罪を告白した後、また、個人でざんげする人は自分の罪を告白した後、次のように言う。      会)これらのすべての罪を悔い、神の赦しをお願いします。そして、み心にかなう生活をなすように堅く決心し、そのために主のみ助けを求めます。 4 赦しと勧め 牧師は牧会的な勧めをし、聖書から赦しと慰めのことばを告げることができる。  続いて、次のように唱える。  牧)神よ、御憐れみをもって、わたしを憐れんでください。    深い御憐れみをもって背きの罪をことごとくぬぐってください。    わたしの咎をことごとく洗い、罪から清めてください。    神よ、わたしの内に清い心を創造し、新しく確かな霊を授けてください。    み前からわたしを退けず、あなたの聖なる霊を取り上げないでください。    み救いの喜びを再びわたしに味あわせ、喜び仕える霊によってわたしを支えてください。  牧師は言う。  牧)神はあなたに対して恵み深く、あなたの信仰を強めてくださいます。主は真実に罪を悔い、主を信じるすべての人に、罪の赦しを告げる権威を教会に与えられました。私は今、主イエス・キリストの命により、委ねられたみことばの奉仕者として、父と子と聖霊のみ名によって、あなたの罪を赦します。アーメン  感謝と信仰の祈りを共にしてもよい。  また、次の詩篇を共に唱えてもよい。  牧)主は憐れみ深く、恵みに富み、忍耐強く、慈しみは大きい。    永久に責めることはなく、とこしえに怒り続けられることはない。    主はわたしたちの罪に応じてあしらわれることなく、    わたしたちの悪に従って報いられることはない。    天が地を超えて高いように、慈しみは主を畏れる人を超えて大きい。    東が西から遠い程、わたしたちの背きの罪を遠ざけてくださる。    父がその子を憐れむように、主は主を畏れる人を憐れんでくださる。  5 結 び 牧師は言う。  牧)主から罪あると見なされない人は幸いです。    主にあって喜び、平和のうちに行きなさい。 朝の祈り  聖餐を伴わない朝の礼拝として用いることができる。  1 初めのことば  司)主よ、わたしの唇を開いてください。      会)この口はあなたの讃美を歌います。  司)神よ、速やかにわたしを救い出し、      会)主よ、わたしを助けてください。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン  2 讃美歌 讃美歌を歌ってもよい。  3 詩 篇 その日の詩篇を交唱してもよい。  司)さあ共に主のみ前にひざまずこう。      会)主はわたしたちを造られた方。  司)主に向かって喜び歌おう。救いの岩に向かって喜びの叫びをあげよう。      会)み前に進み、感謝をささげ、楽の音に合わせて喜びの叫びをあげよう。  司)主は大いなる神。      会)すべてを超えて大いなる王。  司)深い地の底もみ手のうちにあり、山々の頂きも主のもの。海も主のもの、      会)それを造られたのは主。陸もまた、み手によって形づくられた。  司)わたしたちを造られた方、主のみ前にひざまずこう。      会)共にひれ伏し、主を拝もう。  司)主はわたしたちの神、わたしたちは主の民。      会)わたしたちは主に養われる群れ、み手の内にある羊。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン  4 聖書朗読 その日の日課を用いてよい。  5 説 教  6 讃美歌 続いて、讃美歌を歌ってもよい。  7 信仰告白 使徒信条を告白する。  8 献 金 ここで献金をしてもよい。その場合は続いて奉献の祈りをする。    (一)  司)憐れみ深い神。    あなたは、私たちに恵みと愛のしるしとして、私たちの思いを超えた多くの賜物を日ごとに備えてくださいます。私たちは私たち自身と、賜ったすべてのものを喜びと感謝をもってささげます。私たちのために、ご自身をささげられた主イエス・キリストのゆえに、私たちのささげるすべてを受け入れてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン    (二)  司)主よ。    ここにささげる感謝と奉仕のしるしを祝福してください。どうか、あなたの栄光のために、私たちのすべてを用いてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン    (三)  司)主よ。    あなたの民のささげたものと祈りと讃美をかえりみてください。私たちが、主と隣人に喜びをもって仕えつつ、天の祝宴の光栄に至ることができるよう私たちの奉仕の信仰を堅くしてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン  9 交唱 テ・デウムあるいはザカリヤの讃歌を用いてもよい。  司)神に向かってわたしは声をあげ、      会)助けを求めて叫びます。  司)主の慈しみは決して絶えない。      会)主の憐れみは決して尽きない。  司)それは朝毎に新たになる。      会)あなたの真実はそれほど深い。  司)わたしの罪にみ顔を向けず、      会)咎をことごとくぬぐってください。  司)神よ、わたしのうちに清い心を創造し、      会)揺るがぬ霊を、わたしのうちに新しくしてください。  司)わたしをあなたのみ前から捨てず、      会)あなたの聖なる霊をわたしから取り上げないでください。  司)あなたの救いの喜びをわたしに返し、      会)喜び仕える霊を与えて、わたしを支えてください。  司)主よ、この日も、      会)わたしたちを罪から守ってください。  司)主よ、憐れんでください。      会)わたしたちを憐れんでください。  司)主よ、わたしたちの祈りを聞いてください。      会)わたしたちの叫びの声をみ前に至らせてください。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン  10 祈 り  司)主が共におられるように。      会)またあなたと共に。  司)共に祈りましょう。  当日の祈り、さらに適切な祈りを加えてもよい。  続いて、次の祈りを唱える。  司)天の父よ。    この一夜あらゆる災いと危険から、私たちを守ってくださったことを、愛するみ子、イエス・キリストによって感謝します。この日もまた、罪とすべての悪から私たちを守り、私たちのすべての行ないと生活とが、み旨にかなうように祈ります。それは、私たちのからだも魂も、すべてをあなたのみ手にお任せするからです。どうか、悪い敵が、私たちにいかなる力もふるうことができないように、あなたの聖なる天使を私たちと共におらせてください。      会)アーメン  11 主の祈り 続いて、一同で主の祈りをしてもよい。  12 祝 福  司)主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたと共にあるように。      会)アーメン  13 讃美歌 続いて、讃美歌を歌ってもよい。 夕べの祈り  聖餐を伴わない夕べの礼拝として用いることができる。  1 初めのことば  司)主よ、わたしの唇を開いてください。      会)この口はあなたの讃美を歌います。  司)神よ、速やかにわたしを救い出し、      会)主よ、わたしを助けてください。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン  2 讃美歌 続いて、讃美歌を歌ってもよい。  3 詩 篇 その日の詩篇を交唱してもよい。  司)主よ、わたしはあなたを呼びます。      会)速やかにわたしに向かい、あなたを呼ぶ声に耳を傾けてください。  司)わたしの祈りをみ前に立ち昇る香りとし、      会)高く上げた手を、夕べの供え物としてお受けください。  司)わたしの王、神よ、あなたをあがめ、      会)世々限りなくみ名をたたえます。  司)絶えることなくあなたをたたえ、      会)世々限りなくみ名を讃美します。  司)大いなる王、限りなく讃美される主、      会)あなたの大きなみ業を究めることもできません。  司)人々が世々にみ業をほめたたえ、      会)力強いみ業を告げ知らせますように。  司)あなたの輝き、栄光と威光、      会)驚くべきみ業の数々をわたしは歌います。  司)人々が恐るべきみ力について語りますように。      会)大きなみ業をわたしは数え上げます。  司)人々が深いみ恵みを語り継いで記念とし、      会)救いのみ業を喜び歌いますように。  司)主は恵みに富み、憐れみ深く、      会)忍耐強く、慈しみに満ちておられます。  司)主はすべての者に恵みを与え、      会)造られたものを憐れんでくださいます。  司)主よ、造られたものがすべて、あなたに感謝し、      会)あなたの慈しみに生きる人があなたをたたえ、  司)あなたのみ国の栄光を告げ、      会)力強いみ業について語りますように。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄え、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン  4 聖書朗読 その日の日課を用いてよい。  5 説 教  6 讃美歌 続いて、讃美歌を歌ってもよい。  7 信仰告白 使徒信条を告白する。  8 献 金 ここで献金をしてもよい。その場合は続いて次の祈りをする。    (一)  司)憐れみ深い神。    あなたは、私たちに恵みと愛のしるしとして、私たちの思いを超えた多くの賜物を日毎に備えてくださいます。私たちは私たち自身と賜ったすべてのものを喜びと感謝をもってささげます。私たちのために、ご自身をささげられた主イエス・キリストのゆえに、私たちのささげるすべてを受け入れてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン    (二)  司)主よ。    ここにささげる感謝と奉仕のしるしを祝福してください。どうか、あなたの栄光のために、私たちのすべてを用いてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン    (三)  司)主よ。    あなたの民のささげたものと祈りと讃美をかえりみてください。私たちが、主と隣人に喜びをもって仕えつつ、天の祝宴の光栄に至ることができるよう私たちの奉仕の信仰を堅くしてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン 9 交 唱 シメオンの讃歌あるいはマリアの讃歌を交唱する。  続いて、次の祈願を交唱する。  司)主よ。この夜も、      会)私たちを罪から守ってください。  司)主よ、憐れんでください。      会)私たちを憐れんでください。  司)主よ。私たちの祈りを聞いてください。      会)私たちの叫びの声をみ前に至らせてください。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン  10 祈 り  司)主が共におられるように。      会)またあなたと共に。  司)共に祈りましょう。  当日の祈りをし、さらに適切な祈りを加えてよい。  続いて、次の祈りを唱える。  司)天の父よ。    この一日を、恵みのうちに守ってくださったことを、愛するみ子、イエス・キリストによって感謝します。そして、私たちのすべての罪、私たちがした不正を赦し、この夜も恵みをもって守ってくださるように祈ります。それは、私たちのからだも魂も、すべてをあなたのみ手にお任せするからです。どうか、悪い敵が、私たちにいかなる力もふるうことができないように、あなたの聖なる天使を私たちと共におらせてください。      会)アーメン  11 主の祈り 続いて、一同で主の祈りをしてもよい。  12 祝 福  司)主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたと共にあるように。      会)アーメン  13 讃美歌 続いて、讃美歌を歌ってもよい。