移籍者(ルーテル教会内)のための祈り  移籍者のための祈りは、当該教会の牧師がこれを司式する。  小児洗礼を受け、堅信に至らない移籍者がある場合は、その保護者が伴って式に臨む。  移籍者のための祈りが、礼拝で行なわれるときは「信仰告白」に続いて行なう。  初めに讃美歌を歌ってもよい。  会衆は着席する。 1 紹 介 移籍者は司式者が指定する聖壇上に進み、司式者は移籍者を紹介する。  司)   教会から、当教会に移籍された   を紹介いたします。  2 祈 り 司式者は聖卓に向かい、祈る。  司)愛と恵みの神。    私たちの交わりに、   兄弟・姉妹を加えてくださったことを感謝いたします。この兄弟・姉妹を祝福し、あなたの恵みのうちに守ってください。これによって私たちの交わりを強め、あなたの栄光を輝かせてください。またこの兄弟・姉妹を送り出してくださった   教会を祝福し、信徒の交わりをさらに強めてください。    私たちの救い主、主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン  3 祝 福 司式者は移籍者を祝福する。  司)天におられる父は、聖徒の交わりと、みことばの賜物と、恵みの手段をもってあなた(がた)を強め、守り、永遠の祝福を与えてくださいます。  移籍者は言う。         答)アーメン  礼拝の「奉献の部」に続く。 転入者(他の教派教会信徒)のための祈り  転入者のための祈りは、当該教会の牧師がこれを司式する。  小児洗礼を受け、堅信に至らない転入者がある場合は、その保護者が伴って式に臨む。  転入者のための祈りが、礼拝で行なわれるときは「信仰告白」に続いて行なう。  初めに讃美歌を歌ってもよい。  会衆は着席する。 1 紹 介 転入者は司式者が指定する聖壇上に進み、司式者は転入者を紹介する。  司)   教会から、当教会に転入を希望された   を紹介いたします。  2 誓 約 司式者は尋ね、転入者(保護者)は答える。  司)あなた(がた)はこのたび当教会に転入を希望されました。それゆえ、私はあなた(がた)に次のことを尋ねます。    あなたは、父と子と聖霊のみ名により、水とみ霊によって洗礼を受けましたか。         答)「はい。」  司)あなたは天地の造り主、全能の父である神を信じますか。         答)「はい、信じます。」  司)あなたは、父である神の独り子、主イエス・キリストを信じますか。         答)「はい、信じます。」  司)あなたは、聖霊を信じますか。    また聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、からだの復活、永遠の命を信じますか。         答)「はい、信じます。」  司)あなたは、この教会の会員として、恵みの手段を尊び、責任を果たすことを約束しますか。もしそうであるならば「はい、神の助けによって約束いたします」と答えてください。         答)「はい、神の助けによって約束いたします。」  3 祝 福 司式者は転入者を祝福する。  司)天におられる父は、聖徒の交わりと、みことばの賜物と、恵みの手段をもってあなた(がた)を強め、守り、永遠の祝福を与えてくださいます。  転入者は言う。         答)「アーメン」  4 特別の祈り 司式者は聖卓に向かい、祈る。  司)全能にして永遠の神。    今この    兄弟・姉妹を、私たちの交わりに加えてくださったことを感謝いたします。慰め主である聖霊によって、この兄弟・姉妹を聖徒たちとの交わりのうちに保ってください。また、日々豊かに恵みの賜物を増し加え、主と隣人のために愛と奉仕の生活をおくる者としてください。この兄弟・姉妹を送り出してくださった   教会を祝福し、信徒の交わりをさらに強めてください。    主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン  5 宣 言 司式者は転入者に言う。  司)主イエス・キリストのみ名によって、私はあなた(がた)がこの教会の会員として、すべての権利と責任にあずかることができることを認めます。  6 教会員への勧め 会衆は起立し、司式者は会衆に言う。  司)教会の家族であるあなたがたに勧めます。    この教会の会員とされたこの    兄弟・姉妹を受け入れ、互いに愛し敬い、共に成長するように励みなさい。  7 祝 福 司式者は祝福する。  司)主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。      会)アーメン  礼拝の「奉献の部」に続く。 教会起工式(鍬入れ式)  1 讃美歌 讃美歌は歌っても、唱和してもよい。  2 み名の祝福  司)父と子と聖霊のみ名によって。      会)アーメン  3 キリエ キリエは交唱してもよい。  司)主よ、憐れんでください。      会)主よ、憐れんでください。  司)キリストよ、憐れんでください。      会)キリストよ、憐れんでください。  司)主よ、憐れんでください。      会)主よ、憐れんでください。  4 讃美唱 次の詩篇を交唱、または司式者が朗読する。  司)神よ、守ってください。      会)あなたを避けどころとするわたしを。  司)主に申します。あなたはわたしの主。      会)あなたのほかにわたしの幸いはありません。。  司)この地の聖なる人々、わたしが頼む身分の高い人々に申しあげる。      会)ほかの神の後を追う者には苦しみが加わる。  司)わたしは血を注ぐ彼らの祭りを行なわず、      会)彼らの神の名を口にしません。」  司)主はわたしの嗣業、わたしの杯、わたしを支える方。      会)測り縄は麗しい地を示し、わたしは輝かしい嗣業を受けました。  司)わたしは主をたたえます。主はわたしの思いを励まし、      会)わたしの心を夜ごと諭してくださいます。  司)わたしは絶えず主のみ前にいます。      会)主は右にいまし、わたしは揺らぐことがありません。  司)わたしの心は喜び躍ります。      会)からだは安心して憩います。  司)あなたはわたしの魂を陰府に渡すことなく、あなたの慈しみに生きる者に墓穴を見させず、      会)命の道を教えてくださいます。  司)わたしはみ顔を仰いで満ち足り、喜び祝い、      会)右のみ手から永遠の喜びをいただきます。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン  5 祈 り  司)天地万物の創造者なる神。    私たちはあなたの備えられた数々の恵みなしに、ひとときも生きることはできません。イエス・キリストにより、日毎に新しく私たちを生かしてくださる恵みを覚え、心から感謝いたします。    神よ、今ここに、あなたのみ名をたたえる家、      教会の建築を始めるに当たり、これまで計画を導かれたことを感謝いたします。    父よ、この計画と工事を祝福し、終わりに至るまで導き支え、み名の栄光を顕してください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン  6 聖 書 司式者は次の聖書を朗読する。 出エジプト記3:1〜6 ヘブライ11:8〜10 ルカ6:46〜49  7 説 教  8 起 工 最初に司式者は祈る。  司)神よ。    この土地に神の聖なるみ名をあがめ、たたえる家を建てるため、この鍬で地を拓きます。  続いて、司式者は鍬を入れながら言う。  司)ここに      教会の建築工事を始める。神が助けて、この工事を完成に導き、ここに建つ家が、代々、みことばの説き証しと聖礼典の執行、祈りと讃美の家となりますように。    父と子と聖霊のみ名によって。アーメン  司式者に続いて、関係者は順次鍬を入れる。  この間、一同讃美歌を歌ってもよい。  関係者の鍬入れが終わった後、司式者は祈る。  司)全能の神。    今、この工事を始めさせてくださったことを感謝いたします。    この工事を祝福し、工事に従事する人々を力強いみ手で不慮りょの災害から守り、計画に携わるすべての者を励まして、この建築を完成に至らせ、み名の栄光を顕してください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。      会)アーメン  9 主の祈り 続いて、一同で主の祈りをしてもよい。  10 祝 福  司)主があなたを祝福し、あなたを守られるように。(「「守られます)    主がみ顔をもってあなたを照らし、あなたに恵みを与えられるように。 (「「与えられます)    主がみ顔をあなたに向け、あなたに平安を賜わるように。 (「「賜わります)      会)アーメン(アーメン、アーメン)  11 讃美歌 讃美歌は歌っても、唱和してもよい。 定 礎 式  1 讃美歌 讃美歌を歌ってもよい。  2 讃美唱 次の詩篇を交唱、または司式者が朗読する。  司)正義の城門を開け、わたしは入って主に感謝しよう。      会)これは主の城門、主に従う人はここを入る。  司)主よ、わたしはあなたに感謝をささげる。      会)あなたは答え、救いを与えてくださった。  司)家を建てる者の退けた石が、隅の親石となった。      会)これは主のみ業、わたしたちの目には驚くべきこと。  司)今日こそ主のみ業の日、      会)今日を喜び祝い、喜び躍ろう。  司)どうか主よ、わたしたちに救いを。      会)どうか主よ、わたしたちに栄えを。  司)祝福あれ、主のみ名によって来る人に。      会)わたしたちは主の家からあなたたちを祝福する。  司)主こそ神、わたしたちに光をお与えになる方。      会)祭壇の角のところまで、祭りのいけにえを綱で引け。  司)あなたはわたしの神、あなたに感謝をささげる。      会)わたしの神よ、あなたをあがめる。  司)恵み深い主に感謝せよ。      会)慈しみはとこしえに。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン 3 聖 書 司式者は次の聖書個所、または適切な箇所を朗読してもよい。    創世記 28:10〜22 エフェソ2:19〜22 マタイ16:13〜19  4 説 教 司式者は必要に応じて説教をしてもよい。  5 讃美歌 讃美歌を歌ってもよい。 6 定 礎 定礎石(板)を据え、司式者は言う。  定礎の際、記念の品を埋めることができる。  司)今、この石を礎とします。    主よ、唯一の生けるまことの神を礼拝し、福音が宣教され、聖なる礼典が執行され、み名を讃美する場として、このところを聖別してください。    主イエス・キリストのみ名によって。アーメン  定礎石(板)を槌で敲きながら、司式者は言う。  司)父と子と聖霊のみ名によって。  司式者は宣言する。  司)主イエス・キリストの他に、堅い礎はない。アーメン  7 祈 り 司式者は祈る。  司)主なる神。    生ける石として、私たちをあなたの聖なる宮に建て上げられたように、この     教会を祝福してください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン  8 主の祈り 続いて、一同で主の祈りをしてもよい。  9 祝 福  司)全能の神の祝福があなたがたと共にあるように。    父と子と聖霊のみ名によって。アーメン  10 讃美歌 讃美歌を歌ってもよい。 献 堂 式  献堂式は教会の規則に定められた者が、これを司式する。  司式者と会衆は、新礼拝堂の入口に集合する(その前に、讃美歌を歌い、新礼拝堂の周りを回ってもよい)。  会衆代表は、聖書、礼典用具、その他の礼拝用具を捧げもってもよい。  1 初めのことば 礼拝堂入口で、司式者は言う。  司)父と子と聖霊のみ名によって。      会)アーメン  続けて、次の言葉を交唱してもよい。  司)この家と、この家に集うすべての人に平和があるように。      会)アーメン  司)わたしたちの助けは、主のみ名に。      会)天地を造られた主のみ名にある。  2 祈 り 司式者は祈る。  司)すべてのものの造り主、天の父ょ。    私たちの奉献する、この建物を祝福し、み名の栄光を顕す場所としてお用いください。    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン 3 讃美唱 次の詩篇を司式者が朗読するか、あるいは交読、または交唱する。  司)地とそこに満ちるもの、世界とそこに住むものは、主のもの。      会)主は、大海の上に地の基を置き、潮の流れの上に世界を築かれた。  司)どのような人が、主の山に上り、聖所に立つことができるのか。      会)それは潔けっ白な手と清い心を持つ人。むなしいものに魂を奪われることなく、欺くものに誓うことをしない人。  司)主はそのような人を祝福し、救いの神は恵みをお与えになる。      会)それは主を求める人。ヤコブの神よ、み顔を尋ね求める人。  司)城門よ、頭を上げよ。とこしえの門よ、身を起こせ。      会)栄光に輝く王が来られる。  司)栄光に輝く王とは誰か。      会)強く雄々しい主、雄々しく戦われる主。  司)城門よ、頭を上げよ。とこしえの門よ、身を起こせ。      会)栄光に輝く王が来られる。  司)栄光に輝く王とは誰か。      会)万軍の主、主こそ栄光に輝く王。  司)平和が、この家にあるように。      会)ここに集まるすべての人々に平和があるように。 4 入 堂 次の詩篇を司式者は朗読(または交唱)し、一同、建物に入る。  適切な讃美歌を歌ってもよい。  司)主の家に行こう、と人々が言ったとき、      会)わたしはうれしかった。  司))エルサレムよ、      会)あなたの城門の中に、わたしたちの足は立っている。  司)エルサレム、都として建てられた町。      会)そこに、すべては結び合い、そこに、すべての部族、主の部族は上ってくる。  司)主のみ名に感謝をささげるのはイスラエルの定め。      会)そこにこそ、裁きの王座が、ダビデの家の王座が据えられている。  司)エルサレムの平和を求めよう。      会)「あなたを愛する人々に平安があるように。  司)あなたの城壁のうちに平和があるように。      会)あなたの宮殿のうちに平安があるように。」  司)わたしは言おう、わたしの兄弟、友のために。      会)「あなたのうちに平和があるように。」  司)わたしは願おう、わたしたちの神、主の家のために。      会)「あなたに幸いがあるように。」  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン 5 聖別準備 司式者は聖壇上で、教会代表より、聖書、礼典用具、礼拝用具を受け取り、各々を所定の位置に置く。  会衆は着席し、司式者は聖卓に向かい、祈る。  司)あなたの光とまことを遣わしてください。    彼らはわたしを導き、聖なる山、あなたのいますところにわたしを伴ってくれるでしょう。    神の祭壇にわたしは近づき、わたしの神を喜び祝い、琴を奏でて感謝の歌をうたいます。神よ、わたしの神よ。  6 讃美歌 聖霊祈願の讃美歌を歌う。  7 聖 書 司式者は、次の聖書箇所から、ひとつ、或いは数箇所を読む。   出エジプト記 33:9〜17 列王記上 8:12〜30   コリント 一 3:9〜17 エフェソ 2:14〜22 コロサイ 1:9〜18   ヘブライ 10:10〜14 マタイ 16:13〜18  8 聖 別 司式者は聖壇中央に立ち、会衆と応唱する。  司)主が、共に(おられるように)。      会)また、あなたと共に。   1 聖卓の聖別 司式者は、聖卓の前に立ち、会衆に向かって言う。(以下同じ)  司)共に祈りましょう。  司式者は聖卓に向かい(或いは傍らで)、次のいずれかを祈る。     1  司)恵み溢れる天の父ょ。    あなたは昔、イスラエルの父祖が献げた信仰の供え物を祝福されました。    主イエス・キリストが、そのからだと貴い血による聖餐で私たちと出会い、あなたに忠実に生きる者になるよう、今、感謝と讃美をもって供える聖卓を、私たちの信仰を養い、育てる器としてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン     2  司)命の糧、イエス・キリストを世に遣わし、日々教会を養い支える神。    この聖卓に集い、恵みの賜物を受けるすべての者の生涯を顧み、その信仰を強め、永遠の神の国であなたの前に立つ日まで、愛のうちに歩ませてください。アーメン  司式者は言う。  司)神の栄光のために、この聖卓を聖別します。    父と子と聖霊のみ名によって。アーメン   2 聖書朗読台(説教台)の聖別  司)共に祈りましょう。  司式者は聖書朗読台(説教台)に向かい(或いは傍らで)、次のいずれかを祈る。     1  司)主イエス・キリスト。    あなたはシモン・ペトロの船に座り、その船を群衆によきおとずれを語られる座に用いられました。    今、供えるこの聖書朗読台(説教台)を、ここに集うみことばを求める人々に赦しと慰めを、みことばの取り次ぎを委ねられてここに立つ人に、真理のみ霊を与える器として用いてください。    あなたは父と聖霊と共にただひとりの神であり、今も、また永遠に生きて治められます。アーメン     2  司)憐れみ深い神。    あなたはみ子イエス・キリストのみことばによって、救いの福音を告げ、私たちへの愛を顕してくださいました。    みことばを聞き、みことばを語るために、召されてここに集うすべての者に真理のみ霊を注いで、あなたの愛に生き、終わりの日まで誠実に主イエス・キリストの十字架を高く掲げる者としてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン  司式者は言う。  司)神の栄光のために、この聖書朗読台(説教台)を聖別します。    父と子と聖霊のみ名によって。アーメン   3 洗礼台(盤)の聖別  司)共に祈りましょう。  司式者は洗礼台(盤)に向かい(或いは傍らで)、次のいずれかを祈る。     1  司)全能の憐れみ深い神。    私たちの救い主、み子イエス・キリストは洗礼を受ける者は罪赦されて、キリストの肢体とされ、聖霊の賜物を豊かに受け、永遠の命に与かると固く約束されました。    今、供える洗礼台(盤)を、水とみ霊によって生まれ変わり、キリストと共に新しい命を歩もうと求めてくる人への祝福の器としてお用いください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン     2  司)全能の神。    あなたは生まれ変わりの洗礼の礼典によって、私たちにみ国への道を備えてくださいました。    この恵み溢れる救いの泉で新しく生まれるすべての者が、洗礼の契約に堅く留まり、永遠の命に与かることができますように。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン  司式者は言う。  司)神の栄光のために、この洗礼台(盤)を聖別します。    父と子と聖霊のみ名によって。アーメン   4 礼拝堂の聖別  司)共に祈りましょう。  司式者は聖卓の前に立ち、会衆に向かい、次のいずれかを祈る。     1  司)憐れみ深い全能の神。    いかに壮大であっても、人が建て上げた家は、栄光全地に満ちるあなたの前に貧しく、取るに足りません。    今、供えるこの家をみ名のとどまるところとして、みことばによって栄光を顕し、聖なる礼典によってみ名があがめられ、私たちが主イエス・キリストによって養い育てられる器として祝福してください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン     2  司)全能、永遠の神。    天も、天の天もあなたをお納めすることはできません。しかし、人の手で建て上げた家であっても、礼拝をささげる者が共に集まり、み名をたたえるとき、あなたは共にいてくださいます。ここに召し集められるすべての者の魂が、あなたの愛によって育てられ、誠実なあなたの僕に成長するように、あなたの愛と恵みの器として、この家を祝福してください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン  司式者は言う。  司)神の栄光のため、この           教会を聖別します。    父と子と聖霊のみ名によって。アーメン  ここで、聖礼典の器、その他を聖別してもよい。  司)共に祈りましょう。    全能の神、天の父ょ。    御独り子は聖餐の礼典を定め、主イエス・キリストのからだと貴い血に信仰をもって与かるすべての者に、赦しと命を与えてくださることを感謝します。今、み子が定められた喜びの祝宴に用いるために備える、これらの器を祝福してください。    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン  司式者は言う。  司)神の栄光のために、この      を聖別します。    父と子と聖霊のみ名によって。アーメン 9 讃美歌 讃美歌を歌ってもよい。  これより、通常の礼拝式文(6キリエ)に続く。   讃美唱  司)万軍の主よ、あなたの住まいはいかに麗しいことでしょう。      会)わが魂は絶えいるばかりに主の大庭を慕い、わが心とわが身は生ける神にむかって喜び祝います。  司)すずめがすみかを得、つばめがそのひなを入れる巣を得るように、      会)万軍の主、わが王、わが神よ。あなたの祭壇のかたわらに我が住まいを得させてください。  司)あなたの家に住み、つねにあなたをほめたたえる人は幸いです。      会)その力があなたにあり、その心がシオンの大路にある人は幸いです。  司)彼らは嘆きの谷を通っても、そこを泉のあるところとします。      会)また前の雨は池をもってそこをおおいます。  司)彼らは力から力に進み、      会)シオンにおいて神々の神にまみえるでしょう。  司))万軍の神、主よ、わが祈りをお聞きください。      会)ヤコブの神よ、耳を傾けてください。  司)神よ、われらの盾をみそなわし、      会)あなたの油注がれた者の顔を顧みてください。  司)あなたの大庭にいる一日は、よそにいる千日にもまさるのです。      会)わたしは悪の天幕にいるよりは、むしろわが神の家の門守となることを願います。  司)主なる神は日です、盾です。神は恵みと誉れを与え、      会)直く歩む者に良い物を拒まれることはありません。  司)万軍の主よ、      会)あなたに信頼する人は、幸いです。  司)父、み子、聖霊の神にみ栄えあれ、      会)初めも今ものちも、世々に絶えず。アーメン   礼拝祈祷  司)主なる神、天の父ょ。    この日の喜びは、わたしたちに上よりの祝福を与え、すべてのよいものを備え、導いてくださるあなたの賜物です。この家を永遠に清め、み心に適うものとしてください。    あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる    み子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン   聖 書   列王記上 8:12〜30 黙示録 21:1〜5 ルカ 19:1〜10