緊急の洗礼 1. 死の危険にある者に緊急の洗礼を施すことができる。 2. 洗礼を受ける者が幼・小児の場合、親が信徒であるときは当然、親が信徒でないときでも、正当な申し出があれば緊急の洗礼を授けることができる。 洗礼を受ける者が青年・成人に達している場合、当人が過去、または現在、なんらかの方法で受洗の意志を表しているときは緊急の洗礼を授けることができる。 3. 牧師を招く時間がない場合、すべての信徒は緊急の洗礼を授けることができる。 4. 洗礼の方法は、滴礼でもよい。 5. 緊急の洗礼は、それが証明されるために、少なくとも一人(以上)の信徒の同席が望ましい。 6. 信徒が緊急の洗礼を授けた場合、速やかに洗礼の執行を牧師に報告し、牧師は洗礼が正当に授けられたかどうかを確認し、後日、教会に報告する。 7. 洗礼を受けた者の氏名は、その洗礼日、生年月日、および両親・教保、洗礼執行者の氏名と共に、速やかに教会の教籍簿に記入されなければならない。 …………… #緊急の洗礼式は、「洗礼式文」の(6)授洗によって、キリストのみ言葉・洗礼・祝福の順に行なわれることが望ましい。但し、事情によっては以下の通りの洗礼であってもよい。 #洗礼の執行者は次のように言い、受洗者の頭に水を三度注ぐ。 【名前】。私は、あなたに洗礼を施します。  父と、  子と、  聖霊のみ名によって。 (受洗者) 「アーメン」 #続いて、「主の祈り」を祈ることが望ましい。 #また、「新しいしるし」として、「十字架のしるし」及び、「洗礼名」を与えてもよい。 …………… #緊急の洗礼を受けた者が、回復した場合は後日、教会の礼拝で公の祝福をする。